のーまの感想ブログ

映画の感想やちょっとしたことを書きます。

NATOのぼやき

NATOの拡大が止まらない。
そもそもNATOの役割は何だったのか。
それはソ連との核戦争に打ち勝つことだった。

だが本当の目的は戦力の拮抗だ。
つまりNATOソ連の核の脅威を抑え込んでいる間、
西側は平和と経済的発展をむさぼり食らう。
NATOはその為に必要なのだ。
核戦争を避けられないのなら
どんな形であれ戦争は回避したい。

所が、NATOの拡大はそれとは逆方向に西側を誘う。
一見ソ連の封じ込みに成功するかのように見えるが
戦争リスクは逆に高まる。
平和を求めた先に戦争が待っているのだ。

簡単な話しだ。
イギリスやフランスは、どうして東欧のどこか国の為に
核戦争をしないとならないのか。
ソ連との核戦争でその国は何をしてくれるのか。
言葉も通じない相手は、一体何を考えているんだろう。
軍を完全に掌握していなかったら、意図的な攻撃を
こちら側から仕掛けることだってあり得る。
民族意識の違い。
歴史的悲劇の認識の差。
西側は東欧を100%コントロール出来るのだろうか。
東欧は多数の民族やイデオロギーに満ちた活動家らを
100%コントロール出来るのだろうか。
西側は破壊が待っている賭けを続ける。

最初は小さなつまずき。
やがて本格的な戦争。
SNSに煽られた勇ましい政治家。
戦争を回避したいNATO
だから言っただろう。
ああいう連中を担ぐのは危険だと。
あいつは今頃パニクってんだよ。
どうしたらいいのか、あいつは何も考えらないなんだよ。
得意のスローガン「祖国を守れ」だけさ。
リアルタイムの戦闘に大興奮する正義の人々。
マルクス主義者と肩を組みにんまりする戦争屋。
冷や汗をかいているのはオレだけか・・・