のーまの感想ブログ

映画の感想やちょっとしたことを書きます。

アンナ・カレーニナ

ヴロンスキーは怖いもの知らずの軍人さん。
誰もカレーニンに遠慮して私に手を出さないのに。
それだけに激しく恋い焦がれてしまう。
全てを失ってもこの気持ちは抑えられない。
ヴロンスキーに溺れてしまう。

アンナは自分と同じタイプの人間だ。
激しく燃え上がる為に生きる者。
他の誰とも生きられない。
他のどんな人生にも我慢ならない。
アンナを失った今廃人と化したが後悔はない。

アンナに興味を持ったのは最初の数カ月だけだった。
地味な自分が華やいだ気持ちになったものだ。
だが、それは本当の自分ではなかった。
アンナが去った今モスクワの女と堂々と暮らせる。
地味と言われようと成功した人生に満足だ。