のーまの感想ブログ

映画の感想やちょっとしたことを書きます。

第三次世界大戦

序章
バイデンには金を生む仕組みが幾つもあった。
彼は世界を手玉に取る事を楽しんでいた。
最初に来たのは中共の情報部門だった。
彼らには危険はない。巧妙だし要求は単純だ、心配ない。
次に来たのはCIAの連中だった。
これは大して意外ではなかった。
彼らが金に目がないのはビルから聞いていたからだ。
そしてとうとう一番ヤバい奴らが来た。
軍需産業の連中だ。
こいつらは飢えた狼だ。戦争が大好きなのだ。
こいつらに目を付けられたら最後、止める分けには行かない。
覚悟の時だ。
所でCIAは誰が差し向けたのか。それは反中共の中国人グループだ。
活動家に資産家、民間人や軍関係、得体の知らない者もいるらしい。
彼らはアメリカの巨大な軍隊を使って中共を倒す計画だ。
そして”戦争”と言うキーワードが出てくると一段と複雑になる。
戦争を進めたいグループと反対するグループ。
見た目は単純でも中身はドロドロだ。
愛国者にはとてもじゃないができない大仕事だ。
こうして戦争準備が整うのだ。

きっかけ
中国の欧州進出は目に余るものがあった。
しかし資本の注入はイギリス始め欧州各国の経済には欠かせない。
だからビジネスの進出は甘んじて受けざる終えない。
当然政治家の買収も止む終えないのだ。
だが、とうとう彼らは触れてはならないものに触れてしまった。
”500年に渡る植民地時代の賠償と責任から逃れることはできない”
脅したのだ。西欧はこれを見過ごすことはできなかった。
自国の存亡の危機なのだ。財界・軍・情報機関の全てが一致し
静かに最後の世界大戦が始まった。
中国は欧州の力のなさ、米国の失墜を見て世界支配を目論んだ。
米国からは簡単に技術を盗めるし、それを自分たちの研究に
活用し軍も産業も強くなった。
自分たちは米国をコントロールできると浮かれた瞬間だった。
だが、それはかつての日本陸軍と同じ過ちだった。
誰かに引っ掛けられたのだ。

開戦
米国はどんなに社会や経済が荒れても軍事だけは手を抜かない。
開戦がいつだったのか正確には誰も知らない。
それは密かに宇宙空間で始まっていた。
中国の軍事衛星が姿を消し始めたのだ。
大混乱に陥った中国軍はやがて残った衛星を使って米国の
衛星に攻撃を試みるがことごとく阻止された。
そしてこの攻撃を受けて米国政府は、中国政府を非難し
自衛的戦争状態になったことを宣言した。
12時間後には艦艇への攻撃が始まり、そのほとんどが壊滅。
中国空軍は存在しない米国空軍に向かって急発進したが全て
撃ち落とされた。残っていたと思われた衛星は米軍の衛星で
あり、偽の情報を掴まされていたのだった。
やがて地上のレーダー施設にも偽敵機が現れ始め被害を出した。
中国軍のネットワークは大規模な攻撃とハッキングを受け、
急速に核施設と軍事情報が抜き取られた。これこそ米軍が欲しがって
いたものだ。すなわち核兵器を効果的に抑え、優位性の高い作戦を
展開した。地上部隊への攻撃は至るところで行われ、もはや誰が
どこから攻撃しているのかも判別できない状況だった。
NATO・米軍はチベット人ウイグル人、モンゴル人の部隊を投下。
西側諸国はそれぞれの独立戦線への支持を表明。
同時に国連から中国勢を追放した。
日本は台湾周辺の艦隊・潜水艦を攻撃し米軍・台湾軍の中国
本土の上陸を支援した。
そして1ヶ月後国連軍の調停により、台湾政府と各軍閥との
話し合いが始まり、台湾政府が中国本土の統治を宣言した。
歴史上中国共産党政府が消滅した瞬間だった。

戦後
国連は台湾政府が継承した、新しい中国政府を第二次世界大戦
戦勝国と認めた。これにより世界の中国問題が解決された。
新しい中国が再び欧米の脅威にならない仕組みや条約の交渉も
始まり、ロシアとも軍事条約の話し合いが始まった。だが、
どちらも中国軍閥の安全保障に関わることなので難航し続けた。
旧中国の経済植民地だった後進各国は呆然としていた。
新中国政府がそれらの債権を継承したが国際社会は干渉しなかった。
幸いにも共産党時代の軋轢は乗り越えられた。
米国のもう一つの目的である中国大陸の資源ついては新中国政府は
難色を示したものの米国企業の排除は行わない方針だった。

平和
第三次世界大戦戦勝国はどこだったのか?
今も議論の中だ。かつてと比べると驚くほど戦死者は少なかったし
中国共産党政府が消滅しただけだったからだ。
勿論、中国国内の粛清と闘争は激しいものだった。
だがそれは中国の歴史では避けられないものだ。
一方戦闘期間が短かった為心配された西欧の疲弊も軽微に済んだ。
今大戦によって米国に対抗できる国はなくなった。