のーまの感想ブログ

映画の感想やちょっとしたことを書きます。

狂気の世界

ウクライナの戦闘に乗じて
イギリスは軍事支援を積極化した。
代理戦争は安く済むからだ。
それに政治的失敗もなく気が楽だ。
そもそも今回のはCIA案件だ。
こちら側に影響は出ない。

武器の引き渡しに乗じて
MI6がウクライナ情報部と接触を始めた。
共通の目的に限定した協力を取り付けた。
ロシア内の不満分子の噂を色々聞かされる。
そこそこの品質の情報に接触できる地位の人物で
プーチンには不満があるらしい。
出だしとしては上々だろう。
それに比較的安全な作戦だ。
本部から作戦の許可が出た。

その人物からは、仲介者経由では疑惑が拭えず
イギリスの作戦だとの証明を求められた。
時間をかけて、安全が確認されたホテルと
不自然ではないタイミングが設定された。
自殺用の錠剤と資金、連絡手段を与える為
MI6の身分証持った顔の割れてない職員が
ホテルへ向かった。
だが彼が戻って来ることはなかった。

首のない外国人の遺体が川岸で発見されたと
1週間ほどして地方紙に小さな記事が出た。
深く底なしの闇。
どこかで情報が漏れたのか。
最初から監視されていたのか。
誰かが裏切ったのか。
手掛かりはない。
「我々は全てを知っている」
いつものロシアからのメッセージだ。