のーまの感想ブログ

映画の感想やちょっとしたことを書きます。

狂気の世界

ウクライナの戦闘に乗じて
イギリスは軍事支援を積極化した。
代理戦争は安く済むからだ。
それに政治的失敗もなく気が楽だ。
そもそも今回のはCIA案件だ。
こちら側に影響は出ない。

武器の引き渡しに乗じて
MI6がウクライナ情報部と接触を始めた。
共通の目的に限定した協力を取り付けた。
ロシア内の不満分子の噂を色々聞かされる。
そこそこの品質の情報に接触できる地位の人物で
プーチンには不満があるらしい。
出だしとしては上々だろう。
それに比較的安全な作戦だ。
本部から作戦の許可が出た。

その人物からは、仲介者経由では疑惑が拭えず
イギリスの作戦だとの証明を求められた。
時間をかけて、安全が確認されたホテルと
不自然ではないタイミングが設定された。
自殺用の錠剤と資金、連絡手段を与える為
MI6の身分証持った顔の割れてない職員が
ホテルへ向かった。
だが彼が戻って来ることはなかった。

首のない外国人の遺体が川岸で発見されたと
1週間ほどして地方紙に小さな記事が出た。
深く底なしの闇。
どこかで情報が漏れたのか。
最初から監視されていたのか。
誰かが裏切ったのか。
手掛かりはない。
「我々は全てを知っている」
いつものロシアからのメッセージだ。

カリキュレーター

アンナは顔と体には自信があった
今まで男に不自由したことはない
その反面どの男とも深い愛情で結ばれることはなかった
簡単に言えば”遊び”の関係だ
そして最低の人生の果てにとうとう死の惑星に送られて来た
怪物だらけの中、”幸福の島”へ旅立つ為に

究極の状況の中アンナはあっさりエルヴィンを選んだ
横暴なユストは気に入らないのだ
しかし、ユストは案外いい奴で皆を先導し励ました
誤解があったようだ
それでも嫌いなものは嫌いなのだ
気の毒なユスト

「エルヴィンはなぜ私を欲しがらないのか」
この綺麗な顔や体に効果がないとはがっかりだ
それでもアンナはエルヴィンを好きになってしまった!
それは危機的状況での錯誤の愛なのか
それとも毎度の軽い気持ちからなのか
「いやそんなはずはない。今度こそ本物だ」
アンナはそう確信した
いつもの様に

ランボー

俺はベトナムでもアメリカでも山や密林の中で戦った。
損な役回りばかりで散々痛い目に会った。
それは名もない多くの人間の痛みそのものだ。
だから絶望的な状況でも、そいつらが俺を死なさせなかった。
最後の大暴れだって、連中の叫び声がそうさせたのさ。
ああ、とことん暴れてやったさ。
これが2000年代なら保安官なぞ数秒で打ちのめしてやるのに。
80年代は苦労させられるよ。。。

ボーンのことなら知ってるよ。
人気があるんだろう。
あいつのはインドアでの戦い。
俺はアウトドア派だ。
俺は町を丸ごとぶっ壊してしてやったんだぜ。
引きこもりには真似できない大仕事さ。
ド派手なのが俺のやり方だ。

あいつは案外器用に社会に溶け込むらしいな。
アクションスターだし恋人もいる。
金もたっぷりある上に腕っぷしも強い。
おまけに、静かで平和な生活を望むんでいるのだとか。
ちぇっ、なんだかな。

第三次世界大戦

序章
バイデンには金を生む仕組みが幾つもあった。
彼は世界を手玉に取る事を楽しんでいた。
最初に来たのは中共の情報部門だった。
彼らには危険はない。巧妙だし要求は単純だ、心配ない。
次に来たのはCIAの連中だった。
これは大して意外ではなかった。
彼らが金に目がないのはビルから聞いていたからだ。
そしてとうとう一番ヤバい奴らが来た。
軍需産業の連中だ。
こいつらは飢えた狼だ。戦争が大好きなのだ。
こいつらに目を付けられたら最後、止める分けには行かない。
覚悟の時だ。
所でCIAは誰が差し向けたのか。それは反中共の中国人グループだ。
活動家に資産家、民間人や軍関係、得体の知らない者もいるらしい。
彼らはアメリカの巨大な軍隊を使って中共を倒す計画だ。
そして”戦争”と言うキーワードが出てくると一段と複雑になる。
戦争を進めたいグループと反対するグループ。
見た目は単純でも中身はドロドロだ。
愛国者にはとてもじゃないができない大仕事だ。
こうして戦争準備が整うのだ。

きっかけ
中国の欧州進出は目に余るものがあった。
しかし資本の注入はイギリス始め欧州各国の経済には欠かせない。
だからビジネスの進出は甘んじて受けざる終えない。
当然政治家の買収も止む終えないのだ。
だが、とうとう彼らは触れてはならないものに触れてしまった。
”500年に渡る植民地時代の賠償と責任から逃れることはできない”
脅したのだ。西欧はこれを見過ごすことはできなかった。
自国の存亡の危機なのだ。財界・軍・情報機関の全てが一致し
静かに最後の世界大戦が始まった。
中国は欧州の力のなさ、米国の失墜を見て世界支配を目論んだ。
米国からは簡単に技術を盗めるし、それを自分たちの研究に
活用し軍も産業も強くなった。
自分たちは米国をコントロールできると浮かれた瞬間だった。
だが、それはかつての日本陸軍と同じ過ちだった。
誰かに引っ掛けられたのだ。

開戦
米国はどんなに社会や経済が荒れても軍事だけは手を抜かない。
開戦がいつだったのか正確には誰も知らない。
それは密かに宇宙空間で始まっていた。
中国の軍事衛星が姿を消し始めたのだ。
大混乱に陥った中国軍はやがて残った衛星を使って米国の
衛星に攻撃を試みるがことごとく阻止された。
そしてこの攻撃を受けて米国政府は、中国政府を非難し
自衛的戦争状態になったことを宣言した。
12時間後には艦艇への攻撃が始まり、そのほとんどが壊滅。
中国空軍は存在しない米国空軍に向かって急発進したが全て
撃ち落とされた。残っていたと思われた衛星は米軍の衛星で
あり、偽の情報を掴まされていたのだった。
やがて地上のレーダー施設にも偽敵機が現れ始め被害を出した。
中国軍のネットワークは大規模な攻撃とハッキングを受け、
急速に核施設と軍事情報が抜き取られた。これこそ米軍が欲しがって
いたものだ。すなわち核兵器を効果的に抑え、優位性の高い作戦を
展開した。地上部隊への攻撃は至るところで行われ、もはや誰が
どこから攻撃しているのかも判別できない状況だった。
NATO・米軍はチベット人ウイグル人、モンゴル人の部隊を投下。
西側諸国はそれぞれの独立戦線への支持を表明。
同時に国連から中国勢を追放した。
日本は台湾周辺の艦隊・潜水艦を攻撃し米軍・台湾軍の中国
本土の上陸を支援した。
そして1ヶ月後国連軍の調停により、台湾政府と各軍閥との
話し合いが始まり、台湾政府が中国本土の統治を宣言した。
歴史上中国共産党政府が消滅した瞬間だった。

戦後
国連は台湾政府が継承した、新しい中国政府を第二次世界大戦
戦勝国と認めた。これにより世界の中国問題が解決された。
新しい中国が再び欧米の脅威にならない仕組みや条約の交渉も
始まり、ロシアとも軍事条約の話し合いが始まった。だが、
どちらも中国軍閥の安全保障に関わることなので難航し続けた。
旧中国の経済植民地だった後進各国は呆然としていた。
新中国政府がそれらの債権を継承したが国際社会は干渉しなかった。
幸いにも共産党時代の軋轢は乗り越えられた。
米国のもう一つの目的である中国大陸の資源ついては新中国政府は
難色を示したものの米国企業の排除は行わない方針だった。

平和
第三次世界大戦戦勝国はどこだったのか?
今も議論の中だ。かつてと比べると驚くほど戦死者は少なかったし
中国共産党政府が消滅しただけだったからだ。
勿論、中国国内の粛清と闘争は激しいものだった。
だがそれは中国の歴史では避けられないものだ。
一方戦闘期間が短かった為心配された西欧の疲弊も軽微に済んだ。
今大戦によって米国に対抗できる国はなくなった。

バグダッド・スキャンダル

誰がマイケルを操ったのか。
クルド独立派なのか、反サダム派か、それとも国連自身か?
それは安全保障への影響力低下を嫌うイギリス-MI6だった。

張り子の虎である国連が大きな権威と力を持てるのは
西側諸国の資金と軍事力のおかげだ。
各国の安全保障を調整し平和を維持すると言う共通の目的が力の源泉だ。
だから多少の暴力や汚職は、どの国にとっても扱い易い安全な案件だ。
今回は余りに巨額なマネーが動き安全保障の調整にまで影響が出始めた。
事態を憂慮したMI6は密かに解決策を模索した。
幾つかのクルド系組織や反サダム派の可能性を検討したが、
どれも複雑に絡み合った利害・対立により難航。
自分たちの中東和平妨害工作裏目に出てしまうのだ。
そんな時にマイケル スーサンを見つけた。
彼を利用する作戦が発動する。
こうした場合MI6が表に出ることはない。アメリカ-CIAにその役割を
果たしてもらうのだ。それにこれは元々クリントンが始めた事であり
終わらせるのはアメリカ自身でなければ危険だからだ。
CIAはマイケルの活動を監視し支援し続けた。
ラスネツォフを使ってマイケル暗殺を防ぐのは難しいが順調に進んだ。
ナシームの利用価値は少ないと判断された。彼女は余りに危険な人物だ。
パシャは現実主義者であり彼を危険視する者はいなかった。
今回はクリントンとその周辺が始めた危険なマネーゲームだったが
こうした連中は主義主張を持たず逃げるのも早いものなのだ。

 

アンナ・カレーニナ

ヴロンスキーは怖いもの知らずの軍人さん。
誰もカレーニンに遠慮して私に手を出さないのに。
それだけに激しく恋い焦がれてしまう。
全てを失ってもこの気持ちは抑えられない。
ヴロンスキーに溺れてしまう。

アンナは自分と同じタイプの人間だ。
激しく燃え上がる為に生きる者。
他の誰とも生きられない。
他のどんな人生にも我慢ならない。
アンナを失った今廃人と化したが後悔はない。

アンナに興味を持ったのは最初の数カ月だけだった。
地味な自分が華やいだ気持ちになったものだ。
だが、それは本当の自分ではなかった。
アンナが去った今モスクワの女と堂々と暮らせる。
地味と言われようと成功した人生に満足だ。

ホワイトハウス・ダウン

キャロルは大統領特別警護官。
バリバリのキャリで、まずまずの人生を送っていた。
上司にも信頼され大統領とも良い関係を持てている。
そう自覚していた。
ある時警護官の希望者と面接をすることになった。
ファイルを見ると、お世辞にも優秀とはいない落ちこぼれだ。
最初から合格させることはできない相手。気の毒に。
所が、相手は知り合いのジョンだった。
心が痛んだが、やはり合格させることはできない。。。

しかしそこに、大どんでん返しが起きた。
危険なテロリストが突如ホワイトハウスを占拠したのだ。
激しい戦闘で多くの人の命が奪われ、
アメリカ大統領も人質にされてしまった。
しかもキャロルはホワイトハウスの外にいて何もできない。

一方偶然にもホワイトハウスにいたジョン。
特別警護官になれなかった汚名を返上するチャンスだ。
大統領を救い、エミリーも救出しようと危機一髪の闘いを挑んだ。
そして。。。彼は。。。ふわふわして。。。先に進めない。。。
どうやら映画はここで終わるらしい。
どうしてだろう。
エンド・オブ・ホワイトハウスで大統領を救ったマイクは
リタイヤしたので、今回はジョンに頼んだ。
エミリーは、コナーにホワイトハウスの歴史や建物の詳細を
ちゃんと教えて貰っていたのに。。。
やはり北朝鮮とかイランとか、地政学的裏付け必要だったのかも。